相続税の相談先というと、なんとなく司法書士や弁護士を思いつく人も多いかもしれませんね。弁護士や司法書士に依頼してから相続税の申請を行っても問題はありませんが、数字に詳しく、計算ミスが少ない税理士に依頼したほうが、完璧な申請を行ってくれます。

税理士に依頼することのメリット

相続税の申告をするときに、現金だけの申告であれば、自分で税務署に行ってから申告をすることもできますが、不動産など減価償却したり、有価証券等を相続するような場合は、専門的な知識が必要になるので、税理士にお願いしてから申請を行った方が安心です。

資産運用の知識が豊富

相続税対策の相談は税理士にお願いするのが最適です。

税理士は、資産運用などの面でも十分な知識があります。また、相続税の手続きをする上では、弁護士や司法書士に依頼しても問題ありませんが、資産をうまく引き継ぐという面では、税理士に相談をしたほうが、生前の資産の運用面でいろいろな方法を提案してもらえます。

相続税の申告書の作成がスムーズ

相続税の申告書を作成する場合、十数枚の申告書の作成が必要ですので、申請に慣れている税理士におまかせしましょう。

自分で申告をすることも可能ですが、その際に注意しなければいけないのは、相続人のいる税務署へ申告をするのではなく、被相続人の住所があった税務署に申告をすることです。

申告書を十数枚書いてから、被相続人の住所のある税務署へ申告をしなければいけません。さらに、申告書に間違いがあった場合は、再度修正してから申告しなければならず、なかなか労力のいる作業です。

そう考えると、税務署への申告に慣れている税理士に依頼するほうが安心ですね。

お金の計算はおまかせ!適性評価で節税ができる

税務署へ申告をする場合の計算は複雑ですので、司法書士や弁護士に依頼しても良いのですが、税理士にお願いしたほうがスムーズです。
減価償却する不動産などを計算する場合、税理士は複雑な計算などには慣れています。

不動産をどう評価するかは、税理士に依頼したほうが、適切な評価をしてもらえますし、税務署への申告時に間違いが少なくて済みます。

税務調査の立ち会いを行ってくれる

税理士
実際に税務署へ申告をして、なにか問題点がある場合、税務署の職員が自宅を訪問して、家族構成や不明点などを聞くことがあります。
その時に税理士が立ち会ってくれます。

税理士に税務署の立会いだけを依頼することも可能ですが、税理士にお願いするのであれば、申告から全てお願いしたほうが色々と面倒を見てくれます。

税理士によって得意分野がある

相続税の申請を依頼するのは税理士が最適ですが、相続税の申告を行っている税理士は1年間で0.7件となっていて、中には相続税の申告を行ったことがないような税理士もいます。

反対に、1年間で数十件もの相続税の申告を行なっている税理士もいます。同じ税理士でも、毎年相続税を申告している税理士を選ぶことも重要です。

個人事業主や会社で経理を依頼している税理士は、消費税や消費税などについては年中処理しているので問題はありません。

しかし、相続税などの処理に関しては素人同然の場合もありますので、同じ税理士に依頼をする場合でも、相続税の処理に慣れたところに依頼するようにしましょう。

非課税や税控除の計算で節税対策

税理士は、相続時の非課税の内容や、税額控除額の計算などに慣れていますので、非課税枠を最大限に利用できるよう、節税対策を教えてくれます。
同じ専門家の中でも、こういった計算に関しては税理士の右に出る人はいません。

相続財産の中でも現金以外に複数の相続財産を持っている場合

相続財産にどんなものがあるのかで変わりますが、現金以外に有価証券や不動産など相続対象となるものが様々な場合は、税理士に依頼したほうが間違いがなく、後で税務署から修正依頼を受けずに済みます。

税務署へ申請ができる

今まで持っていた不動産や現金を相続する時に、税務署への申請をしなければいけません。
申請ができるのは相続者と税理士ですので、相続税の納税をできるだけ少なくし、スムーズに申請をするためにも、税理士に依頼をするほうが便利で安心です。

 

普段、相続税についてじっくり考えることは少ないですね。急に手続きをすることになったら慌ててしまうかもしれません。手続きに慣れている税理士にお願いをすれば、スムーズに申告できるので安心です。